靱皮(じんぴ)繊維 | 主として茎の二次篩部(しぶ)にあり、もっとも広く利用されるアサ、アマ、ジュート、コウゾ、その他の靱皮繊維は、その性質によって糸、綱、織物、帆布、和紙などの原料となる
|
木質繊維 | 木部繊維のほかに道管や仮道管が混合したものをいい、製紙パルプの原料となる 主としてエゾマツやトドマツなどの針葉樹の材が用いられる |
硬質繊維 | 主として単子葉植物の茎や葉の維管束およびその周辺の厚壁組織を利用するもので、マニラアサ、アナナス、シュロなどが縄や綱の原料とされている |
種毛繊維 | 種子表面の毛を利用するもので、広く栽培されているワタが好例である 茎や葉がそのまま利用されるものには、縄や莚(むしろ)の原料となるイネなどがあり、その数は多い |
その他繊維 | 哺乳(ほにゅう)類の毛、昆虫の幼虫やクモが体外に出す糸なども繊維と呼ばれる |