■おとぎ話■

昔々〜、一日中明るくて夜のない人間を神様が可哀相にと、夜になると大きな大きな布で空を覆ってくれました。おかげで、人々は安心して夜をぐっすりと眠ることができました。けれども毎日、同じ布を使うので、あっちこっちに穴がいっぱい空くようになってしまいました。小さな穴は、夜空に散らばる無数の星に、大きな穴は、お月さまになったとか。


天幕へ