点灯百科辞典−ソ(DICTIONARY_so_TENT) インデックス



サスペンション膜構造(suspension)
自動車などの懸架装置、ズボンの吊りベルト、吊り橋などの語源から推測されるように2点間を吊る構造のこと。テントに応用されたのは、第二次世界大戦後にドイツのシュツットガルト大学で、フライ・オットーが軽量構造研究所を設立したのが始まりとされる。
これ以降、テントは美しい双曲放物線を描くようになり大型化も進んだ。1955年カッセルのガーデンショー、1957年ベルリンのイーターヴァル博覧会、ケルン公園の踊る噴水テント、1964年ローザンヌのスイス国内博物館と、目を見張る曲線美を描いて行く。ただ、この当時の膜材は綿布であった。1967年モントリオール博覧会でようやくポリエステル繊維に塩化ビニール樹脂を使ったものになった。
空気膜構造


サラン(saran)
1940年にダウ・ケミカル社で開発されたポリ塩化ビニリデン系の合成繊維。かつてはその光沢と防水性で広く使われていたが、テビロンや新開発の合成繊維にとって変わられ、現在はその防虫性でサランラップとして家庭で親しまれている。


酸素テント(oxygen_tent)
医療用のテント状の覆いで、患者を収納して安定した酸素供給を確保するもの。具合を確認しやすいように、外から内部が見える透明のものが多い。



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(株)石野テント