点灯百科辞典−テ(DICTIONARY_te_TENT) インデックス


DICカラーガイド(dic_color)
大日本印刷が1967年から出版されている、標準的な色指定や色合わせに利用されている日本を代表する色見本帳。


DTP(dtp)
desktop publishingの略。机の上(デスクトップ)で原稿作成から編集、レイアウト、製版、コピーが行えるパソコンシステムのこと。そこでレイアウトされたものは記憶させたり、電子媒体(フロッピー・MO・メモリースティック・CD・DVD)にコピーすることで保存し、ハードコピーもしくは印刷会社のセッターにかけて印刷物として仕上げることが出来る。
基本的にはキーボードとマウス(ペンタブレットを使う場合もある)があれば、コンピューターの画面上で文字や図形をどのようにでも描けることから、製作者の創作意欲を飛躍的に表現させるので、大きな可能性を持っている。テントのデザインやカラーリングにもなくてはならなくなる要素を持っている。
ページレイアウトのソフトとしては「Quark Express」や「In Design」が、デザインレイアウトとしては「Illusrator(イラストレイター)」・画像レイアウトソフトとしては「Photoshop(フォトショップ)」のアプリケーションが代表的なものとしてある。またプラットフォームとしてはMacintoshの方が感性に合うとデザイナーから言われているが、近年はWindowsも追い上げている。先のソフトは、MacintoshにもWindowsにも対応している。


テキスタイル(textile)
織物。布のこと。


テキスタイル・デザイン(textile_design)
織物のデザインのこと。インテリアやアウテリアからファッションまでの広範囲な領域で使われている。木綿や絹の天然素材に始まり、ポリエステルなどの合成素材を使い、風合いや柄を最近はさらにコンピューター解析して無限のバリエーションのデザインを展開している。


デザイン・テント(design_tent)
商業施設などの入口やショーウインドウなどに主につけられるデザイン性のあるテントのこと。近年は景観に配慮したり、また人にやさしい環境に配慮した紫外線除けの日除け効果などもあり、公共施設や幼稚園にも使われている。日本では、パイプで庇型や幌型を作り、デザイン的に魅力あるものが多いが、欧米ではオーニング・テントの形式が多い。→装飾テント


テトロン(tetoron)
帝人の「テ」、東レの「ト」、ダクロンの「ロン」から名付けられたポリエステル系の合成繊維の商品名。しわになりにくく摩擦や水に強いため、衣類のほか、ホース、漁網、絶縁テープ、そしてテント素材の代表として用いられている。


デニール(denier)
糸の太さを表す単位。長さ9000mの糸の重さが1gのものを1デニールという。デニールの数字が多いほど、太い糸であることになる。生糸で、約27デニール。


デニム(denim)
厚地の綾織りの綿織物。フランス南部のニーム(de Nimes)で作られていたところから、デニムと呼ばれるようになった。表は色糸が現れるが、裏は白地となる。丈夫なため作業ズボンや子供服に使われる。最近はストレッチを入れたりしてデザイン性やファッション性に優れたものも出始めている。ジーンズとも呼ばれる。


テビロン(teviron)
1956年に帝人が開発したポリ塩化ビニル繊維で、肌着などのほかテント生地素材としても使用されていた。

テフロン(teflon)
4フッ化エチレンを重合して作った合成繊維のデュポン社による商品名。電線被覆など広く使われているが、テント膜材として使われることで、建築資材としての新しい用途が広がり出している。1988年の後楽園の東京ドームの膜面が代表的なものであるが、一般に考えられ勝ちな柔らかさはなく、むしろトタン板のように固い生地である。ただ耐候性は抜群であり、2010年時点でもほとんど劣化が認められず、一般建築材としての安定感がある。


デュポン社(dupont)
アメリカ最大の総合化学・繊維メーカー。1802年に火薬製造会社としてスタートし、火薬からニトロセルロースなどの研究開発から、染料・合成樹脂などの事業展開をして来た。
ナイロンの工業化(製品化)もデュポン社なくしては語れず、その後アクリル繊維・ポリエステル繊維と開発が行われた。1988年に日本の東京ドームも、同社のテフロン繊維という素材と、太陽工業の技術があって完成したといえる。


テント(tent)
元々は遊牧民などが移動用の簡易住宅として使われ出したもの(→「チュム」→「ユルタ」)。近年では、臨時の露営用として、軍事、探検、登山、キャンプなどに用いられるもの、そのなかでもとくにキャンプ、登山などに用いられるものをさしていると考えるのが一般的である。運動会などに簡易に建てられるもの、屋外の日よけ庇に用いるものもテントとよばれている。
現在は、素材の発達や、空気力学などをベースにした構造計算が進み、博覧会のパピリオンや恒久的な空気膜ドームなどの新しい形態のものも作られ、柔軟に人と環境に役立っている。
隠語で夜半の意味もある。
語源はラテン語の「Tentorium」であり、『小さなものを大きく広く伸ばして使う、あるいは野営するという戦争用語もある』との意味があります。また同辞書の「Tendo」には『天幕、幕状骨』との業界としての分かりやすい意味も記されています。(→テントの歴史)


てんと(tent)
隠語で帽子のことを指す。(強盗用語)


点灯(tentou)
テントを漢字で書いた場合。(→言葉の意味)


天道(tendou)
地名:福岡県嘉穂郡穂波町。
隠語で昼間の空き巣狙いの意味もある。


天徳(tentoku)
花柳世界の芸者さんの隠語で、旦那のことをいう。


天徳院(tentokuin)
(1)石川県金沢市小立野にある曹洞宗の寺。加賀藩前田家三代利常の徳川家よりの妻=玉姫の寺として有名。本尊は三尊仏。
(2)青森県三戸郡南郷村にある曹洞宗の寺。本尊は釈迦如来。
(3)神奈川県横浜市保土ケ谷区にある曹洞宗の寺。本尊は地蔵菩薩。
(4)和歌山県伊都郡高野町にある真言宗の寺。本尊は阿弥陀如来。


天徳寺(tentokuji)
(01)北海道江別市にある浄土宗の寺。本尊は阿弥陀如来。
(02)青森県弘前市にある浄土宗の寺。本尊は阿弥陀如来。
(03)秋田県秋田市にある曹洞宗の寺。本尊は三尊仏。
(04)福島県耶麻郡猪苗代町にある曹洞宗の寺。本尊は釈迦如来。
(05)茨城県水戸市にある曹洞宗の寺。本尊は十一面観世音菩薩。
(06)東京都港区にある浄土宗の寺。本尊は阿弥陀如来。
(07)神奈川県横浜市中区にある真言宗の寺。本尊は不動明王。
(08)神奈川県秦野市にある天台宗の寺。本尊は釈迦如来。
(09)岐阜県関市にある曹洞宗の寺。本尊は釈迦如来。
(10)岐阜県中津川市にある臨済宗妙心寺派の寺。本尊は釈迦如来。
(11)静岡県島田市にある曹洞宗の寺。本尊は釈迦如来。
(12)大阪府大阪市北区にある曹洞宗の寺。本尊は如意輪観世音菩薩。
(13)鳥取県鳥取市にある曹洞宗の寺。本尊は釈迦如来・承陽大師・常済大師。
(14)山口県防府市にある曹洞宗の寺。本尊は釈迦如来。
(15)愛媛県西宇和郡伊方町にある臨済宗妙心寺派の寺。本尊は阿弥陀三尊。
(16)長崎県壱岐郡芦辺町にある曹洞宗の寺。本尊は延命地蔵菩薩。
(17)大分県佐伯市にある臨済宗妙心寺派の寺。本尊は文殊菩薩・薬師如来。


テントカラー(tent_color)
テント用のカラーインクのこと。→大同塗料


テント構造(tent_kouzou)
合成繊維のロープや、スチール・ステンレスのワイヤーを使ってテント膜を張る構造。仮設テントや庇によく用いられる。鉄パイプなどにテント膜を張ることで、さまざまな形が造られる。
大型のテント構造では、膜全体に上向きと下向きのテンションを掛けることで風に対する安定も得られ、優雅な曲面を描く。テンション膜構造ともいう。


天都山(tentozan)
地名:北海道網走市。網走湖北東方。


テント・シルエット(tent_silett)
服装のシルエットの形。肩や胸の上から裾広がりになるコートやドレスのシルエット。


テント・ステッチ(tent_stitch)
短く斜めに刺して行く手芸のステッチのこと。


テント・ビジネス(tent_business)
遊休地に大型テントなどを張って、臨時にビジネスをすること。
小さなテントを張る店が建ち並ぶ様は、屋台テント・屋台村ともいう。


テント村(tent_village)
演劇などの露店仮舞台として活用されているもの。赤(紅)テント青テントと呼ばれることもある。
東京の代々木公園や、全国の河原などに簡易に建てられるホームレスの仮設住居を指すこともある。


テント役者(tent_actor)
1963年に状況劇場を旗揚げし、1967年に新宿の花園神社に紅テントを建てて上演して時代の花形となった唐十郎(から じゅうろう)氏のこと。1982年には芥川賞も受賞。


テント歴史(tent_history)
テントの歴史は人類が原始狩猟時代に、洞窟の入口に毛皮を掛けた時代にまで遡る。詳細→「テントと人類史」を参照してださい


天然繊維(tenen_seni)
有史以前から、その素材の丈夫さや保温力、あるいは美しさによって人々の生活になくてはならないものであった。動物繊維植物繊維に大別される。


天張りテント(tenbari)
開閉式テントのこと。


天幕(tenmaku)
テントのことだが、天幕と書く場合は狩猟民族や遊牧民族が一定期間滞在するための布製仮設住居を意味する。
狩猟民族の円錐型天幕「チュム」
遊牧民族のフェルトで作る天幕「ユルタ」がある。


天幕の歴史(tenmaku_history)
天幕の歴史は日本の縄文・弥生時代にまで遡り、人類の歴史とともに歩んでいる。詳細→「テントと人類史」を参照してださい



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(株)石野テント