点灯百科辞典−チ(DICTIONARY_ti_TENT) インデックス


力布(chikara_nuno)
「力布(ちからぬの)」と呼び、端的にいえばテント製品の補強布のこと。もしかしたら当社の職人に代々伝わっていることで、他には例がないのかもしれません。
主にテント製品の縁に使われ、折返し部の中に挟むことで強度を増させるのですが、表だって見えないので、合理化という美名の下に使われてないこともあるとか。ただ、お客様を第一に考えた場合、見えない処に手を抜かずに仕事する職人の姿勢を貫く根性であり、テント屋の良心だと思っています。


チュム(chum)
シベリアのエベンキ族(ツングース族とも)は、獲物を求めて年中移動生活を送っている。その際の住居としているチュムは、4〜5本の主柱を上部で結び合わせ、これに30〜40本の細木を円錐形に立て掛けた骨組みからなっている。この骨組みに、夏は白樺の樹皮を掛け、寒い冬はセーム皮を掛けて住居としていた。出入口には白樺樹皮やセーム皮・布などを下げられた。
移動の際は、骨組みは残して、覆いに使った樹皮や皮だけを取外し、小さく巻いて持って行った。


長繊維(tyoseni)
繊維を形状から見たときに言われるもので、一本が長いものを指しフィラメントとも呼ぶ。天然繊維では絹、化学繊維では紡出したままのものがこれに属する。→フィラメント糸→短繊維



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(株)石野テント