テント(天幕)とは

昔々〜、一日中明るくて夜のない人間を
神様が可哀相にと、夜になると大きな大きな布で空を覆ってくれました
おかげで、人々は安心して夜をぐっすりと眠ることができました
けれども毎日、同じ布を使うので
あっちこっちに穴がいっぱい空くようになってしまいました
小さな穴は、夜空に散らばる無数の星に
大きな穴は、お月さまになったとか


天幕の区別
天 幕天井に下げて飾りにする幕、雨露をしのぐために野天に張り覆う幕
テント雨露・寒暑を防ぎ、 あるいは露営するため、 支柱を立て布を張り覆うもの
幕(まく)広く長く縫い合わせて、 物の隔て、 または装飾として用いる 布帛(ぬのはく)
幕(ばく)覆い。 しきり。 将軍の陣営。 幕府、 とくに徳川幕府の略。 幕僚本部の略
とばり帳、 帷、(幄、幌)と書く。 室内に垂れ下げて、 室内を隔てるのに用いる布帛
陣 営軍兵の屯する仮屋。 じんや。 じんしょ。 陣を構えること。 陣取ること
覆 い被とも書く。 おおうこと。 物を覆うに用いるもの
キャンプ野営。 野営。 天幕の仮舎。 テント旅行
                                【広辞苑】より
          

歴史に於ける天幕の位置付けテントの歴史
有史以前毛皮を使って風防にしたのが、 住居に先駆けて最初の利用方法だった
日本への伝播シルクロードによる朝鮮半島(百済〜渤海=唐の中頃にあった国)からの文化流入に混じって
中国・元農耕の漢民族×遊牧の匈奴(元)との戦いの中で利用価値上がる

現在のテントの様式
産業用覆いとしてのシート・幌、仕切り幕
建築用仮設工事用シート、一部カラフル看板シート
商業用デザインテント、オーニング日除け
倉庫用ジャバラ式、固定式の倉庫テント
集会用大型テント
シンボル用万国博覧会以降、 3次元曲面が取り入れられることにより発展
レジャー用キャンプテント
特殊用専門用途毎のテント